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グローバルNo.1企業の人事が考える 志望企業の選び方

はじめまして。ダイキンの採用担当 西川です。
就職活動では、たくさんの魅力的な企業との出会いがあると思います。
そんな中で、今回は色んな選び方があり、正解のない『志望企業の選び方』について、私の思うことを書いてみたいと思います。

例えば、企業を選ぶ軸として聞くものは
・社会課題解決に携われる
・実力が付く
・給料が良い
・ブランドがある

などなど。そのどれもが納得して選んだのであれば『その人にとって』の
正解だと考えています。

そんな中で、どんな就職活動の事例があるのか、私の例をサンプルに少しお話しさせていただきます。(当時の私の思考のままを記載しますので、解釈の誤りについてはご容赦ください)

実は私、学部時代・修士時代と2度就職活動を行いました。
学部時代は様々な業界の代表的な企業を1~2社の話を自分自身で聞き、
自分にとって合いそう/合わなさそうという判断軸を固めていました。

色んな評判は事前情報として持ちながらも、自分にとってそれは本当なのか、否かを判断することは大切にしていました。

他の人にとってはすごく魅力的に感じる業界/企業/働き方でも、
自分にとっては合わない
』ということは良くあるし、その逆も然りです。

他の人の評判だけでなく、『自分にとってどうなのか』という判断を行うことは大切にしていました。
(結果的に面白い研究室に出会えたので進学に進路変更)

修士時代の就職活動では業界をメーカーか商社に絞って活動していました。就活に至る際、自己分析等で今までの人生を棚卸しする中で自分の特徴や得意・不得意、好き・嫌いなどからざっくりとした就職活動を行う上で意識すること(軸?)を3点に大分していました。
(今回は自己分析をどう行っていったかは割愛します)

① 世界で日本の“プレゼンス”を高めることに関わりたい
② 何か“すごいもの” “面白いもの”を産み出したい
③ 自分らしさを存分に出せる、チャンスあふれる会社で働きたい

そうした中で、こうした軸を抱くに至った背景や私自身の想いなどを記載できればと思います。

①   世界で日本のプレゼンスを高めることに関わりたい

大学時代に海外旅行、主に東南アジアを一人旅していました。
観光の最中、現地の方々と話をすると、共通して「おー日本人、ようこそ!」と歓迎してくれました。

最初は『いい人たちだな~』くらいにしか留めていませんでしたが、
よくよく話を聞いてみると、歓迎してくれている理由は「日本が国の発展を支えてくれた(ODA等で)」「高品質な日本製品が生活を豊かにしてくれている」「日本の文化が好き、日本人は誠実で良い人が多い」等の理由を教えてくれました。

一方で欧米ではそんなことを感じたことはないのになぜ!?
と思うくらいのギャップでした。
この違いは日本の諸先輩方が日本の、そして他国の発展のために奮闘してきたことが、こうして異国の地で確かに根付いているんだ!ということに気付き、感動したと同時に、、、
この経験を自分の子供・孫世代が海外でも同じように体験してほしい
と、世界に対する日本のプレゼンスを維持したいという想いがありました。


②   何か“すごいもの” “面白いもの”を産み出したい

元々は「飛行機のような、すごく大きくて重たいものがなぜ空を飛べるのか!?」ということに興味を持ち、機械工学を学んでいた私。世紀の大発明、とまではいわずともこの世にまだない新しい価値を産み出したいと思っていました。

大学に残ってアカデミアとして活動するより、ビジネスサイドで勝負したいと思っていたので自然と企業への就職が選択肢となりました。

その中で、プロジェクト達成に最適なモノをオーガナイズする商社というより、自社のプロダクト・サービスを高めて競合と勝負し、価値提供を行うメーカーへの興味が高まり、
今はまだない、新たな価値を産み出したい!
という想いを持つようになりました。


③   自分らしさを存分に出せる、チャンスあふれる会社で働きたい

企業で果たせるビジョン、関われるミッションの内容で企業選びをしていましたが、私の就活当時に社会現象となった『半○直樹』のドラマを見て社風の大事さに気づきました。
当然オーバーに表現されている部分はあるにせよ、私は半沢の世界では社会人をやっていけないな、と悟りました。ドラマを通じて気付くこともあるくらい、マジメに、愚直にやるだけが就活ではありません。(笑)


私自身はこうした軸をおぼろげにでも持っていましたが、就職活動が進んでいく中で、色んな会社を知る過程で具体化していけたものも多くあります。就活初期に定まっていなくて当たり前ですし、一度イメージを持てたとしても固め過ぎず、新たなインプットの度に自分で咀嚼し、柔軟に修正しながら固めて良ければ良いモノだと思っています。

こうした軸を持ちながら就職活動を進め、最終的にいくつかの会社から内々定をいただき、自分の大事にしていた上述の軸や他に大事にする点(給料など)も含め、定量的・定性的に各社を分析したりしました。(どの会社もそれぞれ魅力的だったので)
一次情報を基に『自分自身の評価軸』を大切にしながら、最後、企業選びを進めました。

 “自分の評価軸”での定量評価
 ┗会社紹介情報や四季報など、ネット等も活用した情報収集
  現在ではオンラインで様々な情報を入手できるので、オンラインで完結  
  するかも
 “自分の評価軸“での定性評価
 ┗インターンや説明会等の企業に接触できるイベントや選考(面談等)を
  通じて直接企業の社員と話してみての“自分の感覚
 (各社とも、自信のある魅力的な社員を出してくださる前提で合う/合わ
  ない)

理屈で色々考えても、結局は最後、選考の中で自分の中の企業の評価が入れ替わったりしています。

ダイキンは面談の中で、どの企業よりもフランクに、かつ暖かく対話してくれたな、という印象でした。本当に雑談していただけのように感じるくらい、役員や部長相手ではあるものの、他のどの企業よりも自分らしく、等身大で話をすることが出来たと強く印象に残りました。
逆に一般的な面接でするだろう話で用意していた項目はあまり披露する機会がなかったので少し拍子抜けしたくらい。
自分自身が決めた理由を書くと長くなるので、今回は割愛します。

就職活動に至るまでにしている経験は人それぞれ異なり、
共感ポイントも人それぞれ。
納得して働ける場所を見つけてもらえたら嬉しく思いますし、
当然、我々ダイキンのこともさらに知ってもらえたら嬉しいです。

またどこかで皆さんとお話しできることを楽しみにしていますね!


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